社会不安障害(SAD:Social Anxiety Disorder)とは、他人に悪い評価を受けることや、人目を浴びる行動への不安により強い苦痛を感じたり、身体症状が現れ、次第にそうした場面を避けるようになり、日常生活に支障をきたすことです。この社会不安障害(SAD)は性格の問題ではなく、精神療法や薬物療法によって症状が改善することがある心の病です。思春期前から成人早期にかけて発症することが多いこの病気は、慢性的になり、人前に出ることを恐れるようになると、「うつ病」等のさらなる精神疾患の引き金となることもあります。この病気にかかるのは決して特別な人ではなく、現在も海外では多くの患者さんが医療機関での治療を受けています。
社会不安は早期に発見することが大切です。
社会不安のサインが出ていないか、ここ1週間のことについてチェックしてみましょう。
□ 人前で何か行動したり話をすると、恥をかいてしまうのではないかという 強い恐怖感がある |
□ 過ちをおかしてしまうことや、誰かに見られ、評価されることがとても怖い |
□ 恥をかくことが怖くて人に何かをしたり、話しかけたりできない |
□ 人と会うことになると、何日も何週間も悩む |
□ 知らない人と一緒ににいる時や、その前になると、顔が赤くなったり 大量に汗をかいたり、震えたり、吐き気がする |
□ 学校の行事や人前ではなすような社会的状況を避けることが多い |
□ これらの恐怖を追い払うためにしばしばアルコールをとる |
上記チェック項目で、複数個あてはまる場合は一度相談にお越しください。